20代で緑内障になりました~宣告から手術後まで~

20代で緑内障になりました~宣告から手術後まで~

みなさんは緑内障に対してどんなイメージを持っていますか?

「お年寄りがなるもの」というイメージが強いのではないかと思います。

そのイメージは概ね正しいです。

ただ、若い人でも緑内障になる可能性はあります。

僕は20歳で緑内障と診断され入院、手術をしました。

20代でも緑内障になる可能性があると言うことを頭の片隅において頂ければと思います。

また、20代で緑内障になった方に先駆者としてお役立ちできればと思います。

緑内障とは?

「緑内障」とは、眼圧が高くなることによって、視神経が障害され、視野(見える範囲)が狭くなったり、部分的に見えなくなったりする病気です。

放っておくと失明してしまう可能性があります。

話は少しそれますが、人間には5感というものがあります。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚ですね。
人間はこの5感を使って周りから情報を得ているわけです。

周りから得る情報のうち、約87%が資格によって得られる情報だと言われています。

つまり、失明すると言うことは今までの情報の87%が急になくなるということを意味します。

緑内障は突然に

「最近目がぼやぼやすることが多いな。」

それが僕の最初の自覚症状でした。

最近バイトしまくっているし、疲れているんだろうと思いました。が、いつまで経ってもぼやぼやが治りません。

これはまずいと思い、近所の眼科を受診しました。

結果は両目の眼圧が40以上、視野もかなり狭くなっており、緑内障と診断されました。
(正常な人の眼圧は10~20程度です。)

視野が狭くなってくるなら早い段階で気付くのではないか?と思われがちですが、実際には自覚書状もなく気付かないことが多いです。
片方の眼の視野が一部欠けていたとしても、もう片方の眼で見えないところを補うためです。

また、僕はもともと目が悪く視力も0.01以下ですので、見えなくなっていっていることに気付けませんでした。

診断された時の絶望

「緑内障です。このまま放っておくと失明するよ。」

お医者さんにそう言われた時は頭が真っ白になりました。

緑内障につい詳しい知識はありませんでしたが、高齢者がなるものだと思っていましたし、失明というワードに自分のキャパがオーバーしました。

「失明?え、これから60年くらいあるのに?目見えなくなったら生きていけるの?」

様々な不安、そして絶望が僕を襲ってきました。

目薬による治療

まずは眼圧を下げる効果のある目薬を使っての治療が始まりました。

軽度なものであれば、目薬による治療で正常眼圧に戻るそうです。

残念なことに僕は目薬による治療では治りませんでした。

そこで、先生に紹介され、大学病院に入院し、手術を受けることになりました。

手術の恐怖

「緑内障になって一番怖かった日はいつですか?」

と聞かれると、間違いなく手術前日と答えます。

もちろん緑内障宣告を受けた日も、頭が真っ白になるレベルで怖かったのですが、手術前日はそれをゆうゆうと越えて行きました。

手術の前日、病室に手術をしてくれる先生がやってきて、一枚の紙を渡してきました。

そう、同意書です。

緑内障の手術ですから、目の中にメスを入れます。失敗したら失明してしまう可能性があります。

同意書の内容は「もし手術に失敗して失明しても、責任は問いません。」

というようなものです。

手術しないと近い将来確実に失明してしまうわけですから、同意書にサインしないわけにはいきません。

その夜は恐怖しかありませんでした。手術が失敗する可能性はかなり低いですし、手術してくれる先生は緑内障の権威です。

「でも、もし失敗したら?」「失明したらどうやって生活するの?」などなど不安はつきません。
結局一睡もできず、手術の日を迎えました。

とうとう手術が始まります。

目の手術は全身麻酔は使いません。目のみ局部麻酔です。

目にメスが向かってくるのが分かりますし、かなり怖かったです。心拍数もかなり上がっていたらしく、看護師さんに「大丈夫ですよ~」と声をずっと声をかけていただいてました。

そして何とか無事手術が終わりました。

手術してくれた先生、本当にありがとうございました。

術後の話

麻酔が切れると目をとてつもない痛みが襲います。例えるなら、目の中をずっと針手ちくちく刺されているような感覚です。これがなかなか辛かった。

また、目に雑菌が入るとだめなので、常にゴーグルをつけていないといけません。寝るときにすごく邪魔ですし、僕自身がかなりの敏感肌なので、ゴーグルをつけている部分が荒れて赤くなってしまいました。

術後はしばらくお風呂にも入れません。水の中には雑菌がいっぱいですからね。アトピーもちの僕にはこれも辛かった。大人になってからアトピーはそこまでひどくなっていなかったのですが、お風呂にはいれない不衛生な状態でアトピーがかなり悪化してしまいました。

そして現在、後遺症は?

手術から約3年が経ちました。

手術後の後遺症はどうなのか?

1.左目の視野が欠けている
2.充血しやすくなった

後遺症としてはこれくらいですね。

左目の視野が欠けている

左目の右下部分の視野が欠けており見えません。

緑内障が発覚したのが遅かったので仕方ないです。死んだ視神経は復活しません。

欠けている部分が左目の右側なので私生活に支障はありません。右目が見えない部分を補ってくれる範囲なので。車も普通に運転できます。

充血しやすくなった

すぐに充血するようになりました。

少し運動したり、お風呂に入ったりして血行が良くなるとすぐに目が充血します。

充血するだけなので特に問題はありませんが、友人にすごく心配されてしまいます。

緑内障手術を受ける方へ

きっと今すごく不安だと思います。

あなたが弱い人間なわけではありません。

失明するかもしれない、そんなリスクがある中で不安にならない人なんていません。

今は不安の最中かもしれませんが、先生を信じるしかありません。

軽々しく絶対成功するから大丈夫とは言えませんが、気持ちをできるだけ強く持ちましょう。

健康な方へ

あなたは定期的に眼科に行っていますか?

健康な方は行っていない人がほとんどでしょう。

「眼科に限らず病院は定期的に行ってください。」

いつ何があなたの体に起こっているかわかりません。

病気は早期発見は大事です。早期発見することで治る可能性は一気に上がります。

あなたの大事な人のためにも、あなたを大事に思ってくれている人のためにも、病院の定期健診は忘れず行くようにお願いします。

まとめ

忙しいと言う理由で病院に行かないのは本当に危険です。

あなたは自分の体が健康体だと言い切れますか?

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